高校赤点・・・・・
第4話
『英会話の捉え方が変わった記念日』
僕が幸運だったのは、早いうちに英会話のたった1つの大切なことに気が付いたことでした。
高校で英語の赤点6回の実力でアメリカ留学、という無謀な試みは、一方で、いい意味で初っ端から吹っ切れていたという強みにもなっていた。
英語学校で会った英語力も志も高い仲間の留学生たちに刺激をもらいながら、とても良いスタートを切れていた。
このまま一気にペラペーラになれるのではないかというわずかな期待もわいてきていた。
高校赤点6回の英語力でいきなり渡ったアメリカはなかなか刺激的でした。
最初の6週間はバージニア州にある英語学校に行きました。
お世話になっていた留学斡旋所がアレンジしている英語学校でかなり凄いところでした。
通常アメリカの英語学校というと、色々な生徒さんがいます。「アメリカで遊びたいけどとりあえず英語学校くらい入っとくか」という人から、「その後本当の大学に行くから真剣にやらなきゃ」という人まで様々なモチベーションの人がいます。
もと筋金入りの英語難民、今ではイングリッシュブートキャンプの主宰のGENERALこと児玉です。
さて、記念すべき渡米後最初のご飯@マクドナルドで英語で撃沈した僕は、そのまま英語学校の寮に到着し、すぐに寝ました。アメリカ最初の夜は泥のように眠りこけました。
翌朝、起きだすと外に出てみました。7月。緑が生い茂るアメリカの田舎町。
僕の英語の不安はふっとんでいました。渡米時、一念奮起して日記を書き始めて3日ほど続いていたのですが、その朝のエントリーにこう書いてありました。
皆さんこんにちは。イングリッシュブートキャンプのGENERALこと児玉です。
中学二年生くらいから英語は大嫌いで大の苦手でした。
単語を覚えようとすると眠くなる。文法は例外が多くて腹が立つだけ。長文読解はパラパラ漫画を作る時間。全くもって勉強ははかどらない英語難民でした。
ところが、アメリカに留学したかったんですね。
当時は、とても楽観的で、英語はどうにでもなると思っていました。現地に行けば数週間で喋れるようになると思っていました。であれば、わざわざ日本で勉強する必要も無いだろうと。今考えると身の毛もよだつ程のポジティブ君でしたね。