ヘリコプター免許の取得のための留学までして、自ら国内留学の英会話プログラムを立ち上げるくらいの留学オタク、イングリッシュブートキャンプ主宰の児玉です。
仕事や留学で英語を使う。
その時もはや英語は勉強の対象ではなくなります。
自分の目標を達成するためのツールとなります。
そう考えると結局、「英語が喋れるか」「喋れないか」の違いは、「自分の言いたいことを妥協せず相手に伝えることが出来るか」という指標が支配する世界になると思います。
どれだけ複雑な言い回しを正確に覚えていても、本番でそれを使えるとは限りません。
緊張していたり、遠慮していたり、会話の主導権を握れなかったり、いろいろな理由で「結局喋れなかった」となることは多いでしょう。
自ら留学したり、商社で働いてきた中で多くの日本人の方が海外で使う英語を見てきました。
また、イングリッシュブートキャンプで沢山の受講生の方の英語にも接してきました。
結論から言いますと、「自分の言いたいことを妥協せず相手に伝えることが出来るか」というのは、基礎英語力の高低よりも、自信の有無にかかってくる、というのが私の結論です。
【図1】をご覧ください。
たとえ、基礎英語力が高い方がいても、英語に対する自信がない状態(【図1】では1の領域の方)であれば、会話のなかで妥協してしまいます。「ま、それは言わなくてもいいか」「一度持ち帰って、改めてメールで反論しよう」等、目の前に議論を尽くす場があっても、どうしても突っ込めない状況になるのではないでしょうか?
ところが、もし、あなたの基礎英語力はそれほど高くなくても、英会話に対する「自信」はお持ちの方(【図1】の3の領域の方)であれば、最後まで食らいつくはずです。難しい状況からも英語を理由にして逃げださないでしょう。
そうなんです。
実戦で使えるかどうかは、基礎英語力が高いか低いかではなく、自信があるかどうかなんです。【図1】では、上側にいるのか、下側にいるのか(基礎英語力の高低)が大切なのではなく、左側なのか右側なのか、が大切なのです。
左から右にいくには壁があります。
そして、その壁は、われわれの経験ですと、基礎英語力が高くなると厚くなる傾向があるように感じています。
現実では、この壁を乗り越えられずに海外留学を終えられる方も多いかと思います。
この時こそが、国内留学の出番です。
国内留学で出来る最大のことは、この壁を乗り越えることあります。なぜなら、壁には日本人特有の要素に起因することもありますし、また、壁を超えるには「コツ」があるからです。われわれイングリッシュブートキャンプでは、この壁には3つの種類があるかと思います。その壁を乗り越えるには短期集中が最も効果的かと考えていますし、逆にいえば、ほんの2日もあれば乗り越えられることかなと思います。
でも、「基礎英語力がそこそこで壁を乗り越えられるの?」「自信なんか、そう簡単につくの?」と思われる方も多いかと思います。当然の疑問かと思いますが、英会話の自信と、基礎英語力の高低は切り離して考えていいかと我々は考えています。詳細は、こちらをご覧ください。
もし、あなたが英会話に対して自信があまり無いということでしたら、海外留学の前に国内留学をすることもお勧めかと思います。