スタッフのRYUです。
久々にテックスタッフらしい技術的な記事を書きたいと思います。
3D映像というと一昔前までは遠い存在のように感じていましたが、
今では誰でも手軽に楽しめる時代となりました。
今回はスマホを使って、誰でも簡単にオリジナルの3D映像を作成して、
実際に観る方法をご説明致します。
■撮影方法
スマホを2台用意します。出来れば同じ機種が好ましいです。
今回は大体同じ画質のiphone6とiphone6sを使用します。
撮影に使うのはこのスマホ2台と割りばしとセロハンテープです。
2台のスマホを横並びにして割りばしとセロハンを使って固定します。
この時、カメラとカメラの間隔を64mmになるように調整します。
これは人の右目の瞳孔(黒目の中心)と左目の瞳孔間の距離です。
成人の平均値は、男性64mm女性62mmと言われています。
3D映像の立体感はこの右目と左目の視差によって生まれます。
偶然にもiphone6の場合はくっつけて並べると間隔が67mmになりますので、これでOKです。
準備ができたら両方のスマホのカメラアプリを立ち上げて撮影します。
立体的な風景や人物を撮るとより3D感を楽しめると思います。
撮影出来ましたら下準備完了です。
■編集方法
2台のスマホで撮った映像をパソコンに取り込みます。
取り込んだら、ここは少しお手軽じゃないのですが、映像編集ソフトを使って2つの映像を横に並べて一つの映像にします。
編集ソフトは何でもOKですが、Adobe Premiereは無料体験版で1ヶ月使えますのでおすすめです。
http://www.adobe.com/jp/products/premiere.html
ここで注意するのは左側と右側のスマホの映像が逆にならないように注意しましょう。
逆になると3Dで見た時に気持ち悪い感じになってしまいます。
■視聴方法
出来上がった映像を再度スマホに入れます(Youtube等にアップしてもOKです)
その後VRゴーグルにスマホをセットして見てみましょう。
スマホをセットするVRゴーグルはAmazonで1000円程度から購入できます。
覗き込むと自分が撮った映像が3Dとなって見ることが出来ます!
こちらが実際に作った映像です。
いかがでしょうか?手間もコストも少なくオリジナルの3D映像を楽しむ方法の紹介でした。
夏の大切な思い出を家族や友人のスマホと組み合わせて3D映像にしてみてはいかがでしょうか?