短期集中型英会話スクールならイングリッシュブートキャンプ

English Boot Camp

東京オリンピックまでに天重【上】は廃止すべきか?

東京オリンピックまでに天重【上】は廃止すべきか?

ランチで「天重【上】1680円」を食すことになった。

激ウマだった。

さすがだ。

ただ、釈然としないことに、そのお店で以前食べた「天重【並】1100円」も同じくらい激ウマだった。

言ってしまうとどっちも同じくらいうまい。

何故だ・・・

ひとつ、分かったことは、【上】になったことで、小さなエビが大きなエビに代わっていたことだ。他はあまり変わっていないように思う。

ということは、「小さなエビ」→「大きなエビ」になって嬉しい人ほど、このお店の【並】→【上】のアップグレードを楽しめるということか。

そこへいくと、僕は蛸は大好きだが、エビは、そこそこだ。

そうか、エビ派ではない僕には、ここの店の【上】の真髄を享受できないのかもしれない。

しかし、一部のエビ好きしか強烈にエンジョイできない【上】とは、一体どういうことなのか。

もっというと、これは「天重【上】」ではなく、「天重【エビ大き目】」が正しい表記ではないか。

あるいは「エビ好きのための天重【上】」がより正確か。

つまり、このお店の表記の仕方に問題があるのだろうか・・・・

まてまて。

そう考えると、ランチの寿司セットはどうか?

【上】になると、ウニやイクラが入る。

ウニやイクラが嫌いな自分の母親にとっては拷問のような【上】ではないか。あれも、【上】ではなく「ランチ寿司セット【うに、いくら、中トロ入り】」であるべきか。

うーん、これは【上】という表記の問題か。

いやいや、もう少し深いところには、【上】という概念でなんでもかんでもくくって来た戦後日本の問題がここにあるのか。

もっというと、これは押し付けられた価値観の話か。

「エビがえらい」「ウニがえらい」「イクラがえらい」と決めつけていた画一的な意識の問題なのか。多様性を受け入れにくい日本の縮図が「天重【上】」なのか。

そういえば、以前「かつ丼【上】」をどんなもんやねんと頼んでみたら、なんと、シイタケの入ったかつ丼だった。シイタケが何よりも苦手な自分は大いに凹んだのを覚えている。誰もがシイタケ好きなんて決めつけないでくれ!と咆哮したい。

いや、まて、少し違うケースもある。

例えば、鰻はどうなるのか。

少なくとも近所の鰻屋の「うな重【上】」は、「うな重【並】」より鰻の量が多いだけで、鰻そのものの質は変わっていないと女将も言っていた。

あれも「うな重【鰻多め】」、あるいは「鰻をたくさん食べたい人のためのうな重【上】」が正しい表記かもしれないが、少なくともエビがえらいとかウニがえらいとかいう決めつけはない。

「あなたが所望している鰻を、多少多めに上げますよ」ということで【上】という精神からは外れていない気がする。そうか、【上】といいつつ、【もっとあげる】派の【上】もあるわけだな。

そう考えると、焼肉は正しい【上】かもしれない。

カルビ【上】は、出てくるものはカルビのままだが、単に上質な(お高めの)肉に代わっている。これは正真正銘の【上】なのか。

これは、「あなたが所望しているカルビを、多少、いいところを出しますよ」という、あるべき【上】の概念か。

うーん【上】って深い。

少なくとも、3つのパターンがある。

(1)天重やランチ寿司やシイタケかつ丼のような「一部のコンテンツをわたしたちが上と決めたものに差し替えますよ」の【上】の押し売りパターン(シイタケかつ丼を思い出してから、この軍団にはあたりがきつくなりました)

(2)うな重のように、「多めにあげるのを、まぁ、とりあえず【上】と呼びますよ」という「量こそ正義」のパターン

そして(3)カルビ【上】のように、正真正銘「高級な食材に変えましょう」という真性【上】。

ややこしい。

もう、【上】という概念がややこしい。

こんなややこしい【上】は、例えば日本に観光で来た外国人には理解されにくいだろう。

そう考えると、極論すれば、東京オリンピックに向けては、もう【上】という概念自体を撤廃したほうが分かりやすい東京になるのではないか。

そうだ、【上】のない世界。

【上】という概念のない世界にいくべきではないか。

それこそがオリンピア、それこそが真の国際社会ではないのか。

そうだ、みな、じゃんがらラーメンを目指せばいいのではないか。
じゃんがらラーメンでは「ばんしゃん全部入り」は、「ぼんしゃん」という種類のラーメンに、そのお店の具を「全部」たくさんのせている。わかりやすい。

そうだ、あれだけ様々な具を惜しみなくぶちこんでも、彼らはそれを決して「ぼんしゃん【上】」とは呼ばないのだ。

じゃんがらラーメンでは、「明太ライス」も、ライスに明太子をのせただけだ。彼らは、虎の子の明太子をどんとライスに乗せても「ライス【上】」とは呼ばないのだ。

ぼんしゃん のり

ぼんしゃん 明太子入り

ぼんしゃん チャーシュー増し

分かりやすい。

なぜか天重【上】で激ウマと感じてから東京オリンピックに思いを寄せ、帰りにじゃんがらラーメンに寄ろうと思った金曜日の午後だった。。。