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英会話の苦手意識がなかなか消えない本当の理由【2】『英会話は、「暗記」のゲームではなく「発想」のゲーム』

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英会話の苦手意識がなかなか消えない本当の理由【2】『英会話は、「暗記」のゲームではなく「発想」のゲーム』

「英語なんて話せない!」と苦手意識を感じている方。自ら「英語を話せない」とされているのは、英語の勉強が足りないからではないと思います。

イングリッシュブートキャンプという短期集中のプログラムを運営してきたわたしたちは確信しております。多くの方には、今からでも堂々と英会話を行うための基礎英語力は十分備わっています。もう話せるのに、自分で話せないと思い込み英会話を始めるのを躊躇しているのだと思います。それは、あたかも十二分な運動能力があるのに、いつまでも怖がって自転車の補助輪を外すことのできない子供の頃に似ているかもしれません。なかなか一歩を踏み出すきっかけが見つからないでいるのです。

英語の苦手意識を払拭し、一歩を踏み出すために必要なものは、(1)「正しいあるべき姿」のイメージと、(2)コツと、そして(3)若干の勇気です。

この12連載の記事を通して、われわれがイングリッシュブートキャンプを通して学んだ、英語の苦手意識を払しょくし「話せる!」まで到達する実践的な手法を紹介させて頂きたく思います。

2018年の新年の抱負が「今年は英語を堂々と話す」という方は、ぜひ、この12連載を、ぜひロケットスタートに活用ください!

昨日の第1話では、「ネイティブ英語」より「使える英語」を目指すということをお話し
ました。今日は、これに切り替えるということは、どういうことかを見ていきたく思います。そのために、まずは、英会話という「ゲーム」のとらえ方にある、という点を見ていきたく思います。

多くの方が、英会話とは「正しい英語の知識をため込んでいくゲーム」ととらえておられます。

つまり、幅広い語彙を得たり、気の利いた言い回しを覚えたり、英語の知識の積み上げがあってナンボ。どれだけ多くを暗記できるかが勝負というイメージです。

しかし、実際の非ネイティブの英会話は違います。
母国語を英語としていない私たちにとっての英会話は、英語の知識をたくさん蓄える「暗記のゲーム」ではなく、今ある英語の知識でやりくりする「発想のゲーム」ととらえたほうが、実は断然有効なのです。

英語を日常的に使う非ネイティブが英会話をするとき、頭の中がどうなっているかを考えてみましょう。

たとえば僕の場合、アメリカには合計7年ほど住んでいました。その間、アメリカの大学も大学院も出ています。また、ビジネスの最前線で英語を20年近く使っています。仕事では、高度な交渉から難解な契約書の作成、複雑な技術プロジェクトのリーダーなど、多岐にわたる業務を日常的に英語で行ってきました。 こんな僕が英語を話しているとき、頭の中はどうなっているか。 告白しますが、ネイティブのように、考えたことがポンポン口をついて出てくるわけではないのです。簡単なことや反射的なことであれば何も考えずにパッと出てきますが、何か複雑なことを説明しようとするとき、使いたい表現が瞬時に出てこないこともあります。 そのときに何が起こるか。「あれ、なんかいい言い回しがあっ たな」と瞬間的に脳内の英語のデータベースを覗きにいきます。 しかし、悲しいかな、実はその探しものがすぐに見つからないことも多いんです。「あ、思い出せない」「あれ、なんだっけ」となってしまいます。でも、大丈夫。本当の英語力というのは、ここからなのです。 「ベストな言い回しがパッと思い浮かばない」となってからが勝負なのです。

▶セカンドベストを見つけることが非ネイティブの英会話力

ベストな言い回しはパッと出ない。では、これを他の言い回しで言うとどうなるか。次にベストな言い回しは何だろうと、自分の知っている言い回しに置き換える、という作業を瞬時に始めます。ベストな言い回しが出なければ、セカンドベスト(次善の策)で、なんとか凌ぐのです。

少し単純な例で見ていきましょう。

「予算」の英語は「budget」ですが、これを知らないときです。 英単語自体を知らなくても、中学生・高校生程度の語彙をもってすれば大概の意図するものは伝えられます。 「money plan」でも、「money capacity」でも、「cost limit」でも、何でもいいので繰り 出します。6割くらい表現できたら相手が「Do you mean “budget” ?(予算、と言いたいのですか?)」と聞き返してくれて一件落着です。

つまり、セカンドベストとは、ベストな単語や言い回しが思い当たらない・知らないときに、今ある英語力でやりくりしてなんとか繰り出す次善の策のことです。 このセカンドベストを瞬時にひねり出す脳内の「筋力」を強化していくことが、非ネイティブが徹底的に取り組むべき英語に関する訓練となります。どれだけ英語の知識をため込んでも、それを瞬時に出せなければ意味がありません。新たに難解な単語を暗記するより、すでに知っている単語でなんとか伝えきる発想力を鍛えたいのです。

第1話でもお話しましたが、「ネイティブ」へのこだわりをスパッと捨てて、「使える英語」を手に入れることを目指し、とにかく知っている単語に置き換えて会話を回していくという考え方に切り替えるのです。そして、まずはタタタタタッと知っている単語だけで会話を手元で回していく感覚を身に着けるのです。自信もつき、さらにスムーズに会話が 回り始めるでしょう。
「なんとか英語で会話を成り立たせることができる」という自信が芽生えたとき、世界は大きく変わります。それから、難しい表現や気の利いたフレーズを混ぜ始めればいいのです。

「正しい英語を習得しなければいけない」呪縛から解き放たれると、英会話は本当に楽しく 愛着のわく有用なものに変わるでしょう。

一点だけ補足ですが、セカンドベストとは決して「いい加減な話をしろ」というわけではありません。正確性が求められる局面では辞書を引くなど、徹底的にこだわってきちんと正しい言葉を選んで使います。また、当然ながら重要な事項は口頭だけではなく、文章でもってダブル、トリプルチェックをしましょう。ビジネスであれば尚更です。それ以外のところはセカンドベストでいいので会話をバンバン回していくということです。

このセカンドベストの鍛え方については、こちらの動画をご覧頂けましたらわかりやすいかと思います。

それでは皆様、また明日!