短期集中英会話イングリッシュブートキャンプのスタッフRYUです。
今回は自己学習におけるリスニング上達法として最強と言われている『トランスクリプション』についてお話しさせて頂きます。
■トランスクリプションのやり方
何でも良いので英語の音声を用意してください、Youtubeでも良いですしポッドキャストなどでも構いません。
出来ればスクリプトもセットがある方が良いです。
こちらが是非おすすめです。
・ポッドキャスト
『TOEIC ENGLISH UPDATER』
・Youtube
『イングリッシュブートキャンプ』
※シャドーイングレッスンというタイトルの動画
用意できましたらやり方はシンプルです。聞き取った言葉を全て紙に書き取って下さい。
聞き取った時点ですぐに紙に書いていきます。置いていかれた場合は少し戻ってからまた再生していきます。
正確に分からなくても聞こえたまんまでまずは書いてみて下さい。
■なぜこの勉強法に効果があるのか
大事なのは書き取った後になります。自分が書き取った文章と実際のスクリプトを見比べて、違っている箇所に赤ペンで下線を引いていって下さい。そうすると、必ずと言って良いほどに自分が聞こえなかった英語の共通点が見えて来ます。
例えば複数形の『s』が抜けてしまったり、『Wh』や『Th』から始まる言葉を聞き間違えるなど、自分が聞けない音の弱点が現れて来ます。
そしてそれが分かったら、その赤い下線を引いた単語の部分を10回くらい繰り返し聞きます。そしてそのスペルを見ながら音と単語を脳に刷り込みます。そうすることで、次回また同じ音が出て来たときにちゃんと認識できるようになってくる訳です。
■もともとは音楽家のトレーニング方法?
特にジャズなどを勉強している方は、聴音をして譜面に書き写す事をトレーニングで行なっているそうです。
絶対音感と呼ばれる方にとっては簡単なことですが、普通の人が今鳴っている音がドレミファソラシドのどれかを正確に把握することは難しいです。ただしこれも音と楽譜の紐付けを脳に刷り込むことによって、ある程度分かるようになってくるそうです。
英語のリスニングも同じで、単語の音は左脳で理解するのではなく、右脳で理解する必要があります。
そういった効果が見込める『トランスクリプション』という勉強法、是非みなさんも挑戦してみて下さい。