ところで、イングリッシュブートキャンプの夢は「日本に英会話スクールがなくなる日」です。それは、私達も含めて、です。
その日こそ、日本が真にグローバル化される日だと信じています。
日本では、ネイティブが話すような完壁な英語が崇拝されています。
「英語が話せる状態」 = 「英語のネイティブスピーカーに近づく状態」と捉えられているような気さえします。
現場を見たら、そんなことないですよ。
実際は、ネイティブスピーカーやバイリンガルの人たちのように「きれい」な英語を操る人たちだけではなく、もっとシンプルであったり、もっと癖があったり、様々なレベルの英語力の人が、意気揚々と英会話で仕事をし、英会話で楽しまれています。
なんせ、非ネイティブで英語を話す人の数(5.1億人)のほうが、英語のネイティブ(3.4億人)より多いのですから。
それらを目の当たりにしたら、英語はツールにすぎないと割り切れるでしょう。
極端に高い精度をもとめてくるのは試験英語か、日本人の「恥の文化」につけ込んだ拝金主義の英会話学校だけです。不完全でも、下手でも苦手でもいいんです。
英語はツールであってゴールではないと割り切り、英会話スクールに高いお金と貴重な時間を費やすより、「英語なんてツールにすぎない、これを使って様々な人とどんどん話してみよう」と開き直り、どんどん周りの外国人を捕まえて不完全でもいいから話しはじめる人であふれかえった時こそ、日本が本当の意味でグローバル化されたと言えると思います。
「完壁な英語を喋らなきゃ」「ネイティブみたいにならなきゃ」と変に気負っていること自体が、閉じられた日本の英語観に支配されている、ということなのですから。
以前、友人が上海のスターバックスにいたとき、中国人と思しき女性に話しかけられたそうです。
曰く、「英会話の勉強をしているので、30分でいいから英語で話す練習につきあってくれませんか」というお願いだったそうです。
2人は30分間いろいろ話題で会話を楽しみ、友達になったとのことでした。
そんな形で、「今すぐに」英語を、恐れず使いはじめたら、素敵ですね。
イングリッシュブートキャンプは、その日が来るよういろいろ発信していきたく思います。まだ公開できませんが、今、結構すごいことを仕組んでいますよ~。
それでは、また!