イングリッシュブートキャンプスタッフのRYUです。
目次
早速ですが皆さんは英単語をいくつくらい覚えていますでしょうか?
そう質問されてもなかなかパッと答えられる人は少ないと思います。
自分もそんな数は把握できておりません。
ただ高校で習う英単語数は3000-5000語と言われていますので、大体この辺が基準になるのではないでしょうか。
そして日常英会話の90%をカバーしている英単語の数はそれよりはだいぶ少ない約900語と言われています。
そう聞くと日常英会話はとても敷居が低く思えるのですが、とはいえ高校で覚えた3000-5000語のうちの一体何パーセントを今でも覚えているのでしょうか?
そこで今回実験を行うことにしました。
1時間短期集中で覚えた単語は一体どのくらいのペースで忘れていくか?
というガチ実験になります。
まずは1時間で一体何個の単語を覚えられるのか、こちらに本気でトライしてみます。
やり方はイングリッシュブートキャンプ主宰のジェネラルもオススメしている方「単語カード」という直球勝負です。
単語カードにはTOEIC860以上レベルの知らなかった単語を書いていきます。
全部書き終わって単語カードをよく切ったら、10枚手元に引きます。
そして英語を見て瞬時に日本語の意味が出てきたら左側に置く、出てこなかったら右側に置くを10枚分やります。
次に右側に行ってしまった分のカードを取りまた同じこと繰り返します、全部左側に行くまで続けます。
10枚全部左に置けたら、山札から次の10枚を取りまた同じことを繰り返します。
これを1時間本気で集中してやったときに、一体何枚のカードが左側に行くかを計測しました。
結果は108枚でした。
なるほど、つまり日常英会話の90%に必要な英単語というのは、単純計算では、たった9時間で暗記(一次的には)出来てしまうのですね。
それにしても1時間ずっと集中してやるとかなりの疲労感ですのでぶっ続けでは無理ですね。
まずはこれで検証の第一段階が終了です。
問題なのはここからで、覚えたと思ったこれら108個の単語は日数が経過するにつれどれだけ忘れて行ってしまうものなのか?
記憶した単語の減少数1回目の検証です。
こちらもやり方はシンプルで3日前に覚えた単語カードを108個を一枚ずつ見て、パッと意味が分かればOK、そうでなければ忘れたとカウントしていきます。
そして気になる結果の方ですが、
88枚でした。
約20%の記憶消失になります。これを多いと取るべきか少ないと取るべきか。
ただたったの3日でもこの程度の消失を意識しなければいけないということですね。
1週間以上の時間が経ちました、1週間前の1日3食の内容を覚えている人は少ないので、薄い記憶であればとっくに消え去ってしまう頃ですね。
そして結果の方は、
85枚でした。
想定よりもだいぶ減少数が少なくて自分でも驚きました。
3日目から10日目までの1週間でたったの3個しか単語を忘れていませんでした。
この間に年越しもあり、風邪も引いたりビールをたんまり飲んだりもありましたので、正直全部忘れているという可能性も0じゃないと思っていました。
そして結果は
83枚でした。
なんと10日間でたったの2個の単語しか消失しませんでした。
もちろん私の記憶能力が人並外れている訳ではありません、極めて一般的な記憶力です。
このような結果から次のような結論が言えます。
・最初の3日に忘れる20個は、覚えるのが苦手なタイプの単語(なかなか記憶に定着しない)
→この20個こそがつまり天敵!徹底的に定着するまで攻める。
・日数を開けて何度かチェックテストをしたため、10日目の時点で覚えていた85個はかなり根深く記憶に定着していた。
→このように3日、10日と空けて再度チェックし直すことは記憶定着への鍵となる。
次回は1時間短期集中で覚えた単語を一気に時間を空けて30日後にチェックする検証を行ってみたく思います!