こんにちは!スタッフのYUTAです!
言語にはその国や文化に根付いた独特の表現がありますよね。
例えば日本語でも「太っ腹」「はしご酒」「こけら落とし」などといった言葉がありますが、そのまま英語に置き換えても意味は通じないですよね。
そこで今日は『予想外な意味になる使うとおしゃれな英語慣用句』をご紹介致します。
訳:ボールの上にいる
意味:注意深い、心得ている、状況をよく理解している
この意味にはかなりビックリしました。バランスボールを想像して欲しいのですが、ボールの上に乗るのは難しいことで常に「バランスをとる」必要があります。”be on the ball”はバランスを取れている、あるいはバランスを取ることが出来る状態ということから注意深い、心得ている、状況をよく理解しているといった意味で使われます。
訳:月を射る
意味:ほとんど不可能なことを達成する
弓や鉄砲で月を撃ち抜こうとしても不可能なことから、不可能だと思われるような高い目標を達成するという意味で使われます。
「ハーツ」というトランプゲームで揃えるのが非常に困難ですが、非常に強力な手札のことも”shoot the moon”と使われています。
訳:一切れのケーキ
意味:朝飯前、簡単だ
これはご存じの方も多いでしょうか。一切れのケーキを食べることはとても簡単なことということから朝飯前という意味になったようです。またcakewalkという表現も同じ意味で、これはアメリカの「cakewalk」という遊ぶのが簡単なゲームから来ています。
訳:冷たい七面鳥をやめる
意味:(たばこ、お酒、麻薬など)を即座にすっぱりやめる
cold turkeyとは調理済みの七面鳥(ハムなど含む)のことで準備せずそのまま料理として出せるということから、即座に、すっぱりという意味を持つようになったという説があるようです。
訳:~が殺している
意味:〜が痛い、つらい、大変だ、耐えられない
例えばマラソン後に”My legs are killing me.”と言えば「足がすごく痛い、耐えられない」といった意味になります。決して足が自分自身を殺そうと独りでに動いているわけでは有りません笑
訳 : オランダ式でいく
意味:割り勘にする
昔イギリス人がオランダと戦争になった時に「オランダ人はケチだ」というイメージを植え付けたくて、言い出したようです。他にもオランダに絡めてDutch comfort(すこしもありがたくない慰め)、Dutch courage(酒に酔った勢いのカラ元気)等ありますが、現在はあまり言わないようです。割り勘にするはSplit the billというのが一般的です。
訳:豆をこぼす
意味:秘密を漏らす
古代ギリシャの投票制度が由来となっているようです。当時は白い豆(賛成)と黒い豆(反対)を投票に使っていたようですが、その豆をこぼす様子から秘密が漏れるという意味になったようです。因みに命令形で”Spill the beans.”と言うと「秘密を漏らせ」から「言っちゃえよ」「教えてよ」というニュアンスになります。ゴシップ好きの方是非最後の押しに使ってみてください。
訳:さくらんぼ選び
意味:自分の気に入ったものだけをつまみ食いする、入念に選ぶ
cherryはさくらんぼですが、さくらんぼを収穫する際にたくさんある中から熟成したものだけを収穫する様子から転じて、気に入ったものだけをつまみ食いする、多くの中から都合のいいものを選ぶといった意味になります。
訳:青から外に
意味:突然に、思いがけず
これは”A bolt from (out of) the blue” (青天の霹靂)と同じイメージで青空からいきなり雷が落ちることの比喩で前触れもなく突然に、思いがけずという意味になります。
訳:りんごを磨く
意味:ごまをする
英語ではごまをすることをりんごを磨くと表現することがあります。りんごは健康にいいというイメージのある果物で、先生に取り入ろうとする小学生がピカピカに磨いたりんごを先生に送ったということが由来のようです。りんごが体にいいことを表現したことわざとして An apple a day keeps the doctor away.(1日1個のリンゴを食べれば医者はいらない)という表現もあります。また(〜に)ごまをするという意味で、suck up (to ~)という表現も使われます。
訳:2つの帽子をかぶる
意味:二足のわらじを履く
日本語では2つ異なる職業や役割をもった人のことを二足のわらじを履くといいますが、英語ではわらじを履く代わりに帽子を使って表現します。警察官やカウボーイなど職業によって被る帽子が異なることに由来しているようです。
以上予想外な意味になる使うとおしゃれな英語慣用句のまとめを紹介しました。
フレーズと一緒に歴史や文化などの背景知識の理解にも役立つと嬉しいです。