皆さん、こんにちは。今回はWalker’s Roomの6回目になります。宜しくお願いします。
先週、ぴろろんさんから質問を頂きました。
初めましてこんにちわ。日本のことわざを英訳しても意味やニュアンスは伝わるものですか?よろしくお願いします!
そうですね。実は、僕は英語のことわざも、日本語のことわざも大好きです。僕が子供の時、両親がいつも色々なことわざを言っていました。
日本語から英語に直接翻訳しても、意味とニュアンスが伝わりますでしょうか。先ず、有名な日本語のことわざを見てみましょう。
ということわざですね。
直接英語に翻訳すれば、
になります。
このままでも、意味はだいたい伝わると思いますが、ちょっとだけ変更したら、100%ニュアンスも伝わります。
という翻訳なら、絶対にニュアンスも意味も伝わります。
アメリカ人がこれをはじめて聞いたとしても、理解出来ると思います。
「even」が大切なポイントになります。日本語の「でも」に近いです。
例えば、英語に翻訳したことわざをまた日本語にすれば「猿でも木から落ちる」になります。
ニュアンスが分かりますか?
次は僕が大好きな
ということわざを見てみましょう。これを直接翻訳すれば、
になります。
この翻訳はこのままで綺麗に100%の意味とニュアンスが伝わるでしょう。
アメリカでは
ということわざがあります。「塵も積もれば山となる」と違いますが、気持ちが似ていると思います。
「Practice makes perfect」を日本語に直接翻訳すれば、「練習は完璧を作る」になります。
日本語が少しおかしいですよね。もうちょっとスムーズにすれば、「練習することで完璧になる」となるでしょうか?
もう一個は「一石二鳥」ということわざです。このことわざはこのままで英語でも言われています!
という表現です。似ていますよね!意味とニュアンスもそのままで一緒です。
でも、英語の方はもう少し長いバージョンも言われています。
(1つの石で2羽仕留める)というフルバージョンも言えます。
では、他のアメリカのことわざも見てみましょうか?
ということわざです。これを日本語に直接翻訳すれば、
ということになります。
ほぼほぼ意味は伝わるかなと思いますが、もう少し日本語をスムーズしたら、100%理解出来ると思います。
「急ぐと時間やお金を無駄にする」と日本語で言えば、意味とニュアンスが理解出来ると思います。
この「Haste makes waste」ということわざは日本語のことわざにもあって「急いては事を仕損ずる」や「急がば回れ」と翻訳されるみたいです。
僕も勉強になりました。
次は
という表現です。
これはなかなかいいことわざだと思います。
でも、このままで直接日本語に翻訳したら、意味とニュアンスが伝わるでしょうか?やってみましょう!直接翻訳すると
ということになります。意味分かりますか?多分意味が伝わらないと思います。
「馬の口を見るな」って、どんな意味だろうと思われているかもしれません。
このことわざは少し歴史が入っています。昔の時、人々は馬を贈り物として贈っていました。
「贈り物の馬」ということです。あと、馬の歯を見て調べたら、馬の年齢が分かります。
年齢が分かったら、馬の値打ちも分かります。
それで、馬の口をよく見て調べたら、馬の値打ちが分かります。
もらったその場で、贈り物の値打ちを調べたら、失礼でしょう!
この表現のスムーズな日本語バージョンはありますか?教えてください!コメントを書いてください!
最後に
を見てみましょう。これは直接翻訳すれば、
になります。この翻訳で本物の意味とニュアンスが伝わりますか?
もうちょっと説明を入れたら、「人の身の上を理解する前に、その人を判断するな」ということになります。
では、今回のWalker’s Roomは終了です。コメントや質問あれば、是非送ってください!
宜しくお願いします!