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日本とアメリカの違い 〜学校生活編 Part1〜

みなさんこんにちは!スタッフのYutaです!

4回目となる「日本とアメリカの違いシリーズ」は「学校生活」にまつわることについて紹介していきたく思います。

今回は特に授業について紹介します。

・評価制度

日本でも大学は勉強する所ではありますが、授業以外の例えば体育会やサークル活動、アルバイト等授業以外の活動を優先的に取り組む人も多く、大学としても多様な活動を支援する姿勢もあるかと思います。

一方アメリカでは、大学生の生活の中心はあくまで授業という印象を強く受けました。

大学側は生徒が授業内容を理解できないのは教える側の責任という認識で、必ず学期末には生徒に授業のアンケートを取り、教授、先生方の評価を行います。

日本の大学でも行われていますが、アメリカの方がかなり厳しく運用されており、教授、先生方は一生懸命教えてくれます。

また生徒側も授業への貢献度、参加姿勢が大きく評価されるため積極的に発言し授業を盛り上げる人が多くいました。シラバス(講義概要)の評価項目(Evaluation)にも中間・期末のテスト等に並列して授業への参加(Participation)が評価されることがしっかり明記してあり厳格に運用されています。

日本の大学ではシラバスに書いてあったり、書いてなかったりと授業によってまちまちです。また最低必要出席回数のみ言及されていたり、出席もいわゆる代返可能だったりとあまり厳しくないことも多いです。

授業によって評価項目の割合は異なりますが、特に規模が小さいディスカッションを重視する授業であれば評価の50%以上を授業への貢献、参加態度によってつける授業もありました。

留学当初は授業の緊張感のある雰囲気と積極的な姿勢に圧倒され、自身の英語に対する不安と度胸の不足も感じなかなか上手く授業に貢献することが出来ませんでした。

*留学前半は授業でのディスカッションはじめ英語コミュニケーションに苦戦したため、私自身イングリッシュブートキャンプに携わるようになってから自分の留学の前にイングリッシュブートキャンプを受講したかったと本気で思いました。

・大規模クラス

授業の規模(受講している生徒の数)は授業によって様々でしたが、数百人が一度に受講するクラスであっても教授は生徒との対話を重視される方が多く、授業の中で繰り返し生徒に質問を投げかけ、また生徒もそれに応えて発言する人が多くいました。

数百人になるような大規模クラスではセクションと呼ばれる20〜30人程度のグループに分けられ、授業を担当している教授のもとで学ぶ大学院生がTA(ティーチングアシスタント)としてフォローアップの授業を受け持っていました。このセクションでの授業も毎週決まった時間に設けられしっかり授業の復習や生徒からの質問点を確認します。

日本では聞いたことがなかった仕組で授業内容の理解を徹底していました。当時私が受講していた大規模クラスのひとつに政治哲学があり、アリストテレス、カント、ヘーゲル等日本語でも難しい内容の授業を取ってしまいかなり苦戦しましたがセクションの仕組のサポートがありなんとか乗り切れました。

・宿題

日本の授業と大きく異なるのが宿題がかなり出されるという点です。もちろん授業により異なりますが、一般的には教科書に沿って授業を進めることが多く、毎回教科書のリーディングの宿題が出されて、次回その部分を教授が生徒とディスカッションを交えながら解説していく形式が多く取られていました。

リーディングの宿題は授業の度に40ページ程度出されることが多く留学当初は教科書の分からない単語を全て調べながら読んでいましたので1ページ当たり30分程度かかってしまい時間が足りず、テスト前でもなく平日に徹夜してもついていけないことも多々ありました。

現地の学生に聞いても、リーディングの宿題はネイティブでも多い分量と聞いてから、授業についていくためと割りきって、宿題の該当範囲をインターネットで日本語で調べてから教科書を読み進めていました。また理解できなかった宿題や授業内容は現地のクラスメートに聞いて教えてもらいました。そうすることで現地のクラスメートとの理解度のギャップを知ることもでき、話していくうちに授業以外の話も出来るようになり仲が深まるきっかけにもなりました。
留学中に一番仲良くなったアメリカ人の友人も授業がきっかけで仲良くなりました。

・ 授業の雰囲気

教授も生徒も基本的に真剣ですが、非常にカジュアルな雰囲気でもあります。授業にディスカッションや生徒との対話を多用するため、多くの教授が意図的に話しやすいような雰囲気作りに尽力されていました。

ジョークを織り交ぜたり、教授自身の失敗談を話したり、プライベートでの面白い出来事を話したりして授業を盛り上げていました。

カジュアルな雰囲気は教授が積極的に作りあげること以外の要因も感じました。

アメリカの教授や生徒は机に座りながら話をすることもありました。日本では机に座ると先生に注意されますので多くの日本人は机に座ることは良くないことという認識があるかと思いますが、授業中に机に座る教授や生徒もいて驚きました。机に座りながら楽しそうに話しているので、日本の高校の放課後のような雰囲気を感じました。

また授業中に食事をする生徒がいたのも驚きでした。自分が受けていたセミナー形式の20数人の小規模な授業で、朝9時から始まる1限の授業に毎週サラダを持ってきてフォークを使って食べる女子生徒とりんごを1個丸かじりして食べる男子生徒がいました。特に男子生徒はりんごを食べながらも積極的に発言することが多く不思議な光景でした。

以上学校生活の授業に関する違いを紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。

次回はまた学校生活編のPart 2としてまた別の側面を紹介していきます。

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