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日本とアメリカの違い 〜学校生活編 Part4〜

みなさんこんにちは!スタッフのYutaです!

第7回となります「日本とアメリカの違いシリーズ」は引き続き「学校生活」にまつわることについて紹介していきたく思います。

今回は

サークル・クラブ活動

を見ていきたく思います。

日本の多くの大学生にとって、サークルやクラブ活動とは大学生活を彩る非常に重要な役割をもったコミュニティではないかと思います。

「大学生活サークル一色!」という方も少なくないかと思います。また大学卒業後も親しく付き合いがある友人は元々サークルやクラブの仲間という方も多いのではないでしょうか。

趣味など自身の好きなことに取り組むと同時に、仲間を作る社交の場としても非常に重要なコミュニティです。

アメリカでは、日本同様に様々なサークルやクラブ活動が存在します。しかしながら、「学生の本分は学業」であるため、日本のサークルやクラブ活動のように、学業はほどほどに熱烈に打ち込むという人はかなり少ない様子でした。

私も「今日授業でサルサダンスの事を習ったから、ちょっと今度サルサダンスでもやってみない?」と現地学生に誘われて数回顔を出してみたり、気軽にサークル活動に参加していました。

その他日本にはない、独特の団体も存在していました。

日本人学生会

人種のるつぼと呼ばれるアメリカでは様々な民族、歴史的背景をもった人が生活しています。アメリカの大学では現地の学生だけでなく留学生や移民してアメリカ国籍を取得した人など様々な国に起源を持つ人も多くいます。

そういった環境の中で、日本の大学にはないのですが、「日本人学生会」(JSA : Japanese Student Association)と呼ばれる日本人が中心となって日本の文化を日本人以外の学生達に紹介し親睦を深める為にイベントを開催する団体が存在していました。

イベントは例えば、日本の映画を見るムービーナイトや、たこ焼きを作って食べるいわゆる「たこパ」、剣道や空手、あるいは太鼓の講師の方に協力してもらい定期的に習う本格的な講習。

また「MATSURI」と題して大学の広場に特設ステージを設置して下駄や和傘を使ったダンスを披露したり、日本食を振る舞ったり、浴衣を着付けたりするような大規模イベント。

日本語を勉強したい現地学生と英語を勉強したい留学生との言語交換(Language Exchange)や日本語のスラングを現地学生に教えるという興味深いものや、日本は直接関係ないけどハロウィンパーティーやバーベキュー等の交流を目的としたイベントも実施していました。

また日本に帰国して就職したい人やアメリカで就職したい日本人の就職支援など大変幅広く様々なイベントを実施していました。

運営陣の多くは日本人や日本に起源をもつ人が多いですが、基本的に日本のサークルと同様に自主的に運営され興味がある人なら誰でも入会することが出来るため、日本語を勉強している現地学生や、日本語はよくわからないけど日本が好きという人まで様々です。

私も日本人学生会が開催するイベントに多く参加し、現地で育った日本人学生や日本に興味のある現地学生と仲良くなり、またその友人等とも仲良くなるきっかけにもなりました。

また日本好きの現地学生に日本の事について質問攻めされて、日本人として日本で生活しているのに分からない文化や習慣、また自分自身の家族のルーツについて興味が湧く体験にもなりました。

日本以外にも各国別で中国人学生会(CSA : Chinese Student Association)、インド人学生会(ISA : Indian Student Association)等「〇〇人学生会」という団体が様々あり、各学生会で独自のイベントを開催し、時には複数の学生会が合同にイベントを開催し各国の文化を発信したり、国際交流を図るイベントを企画運営していました。

フラタニティ・ソロリティ

その他日本の大学ではなじみのない学生からなるコミュニティとして、私も留学するまで全く知りませんでしたが、フラタニティ、ソロリティと呼ばれる学生社交クラブなるものがあります。

フラタニティは男子学生、ソロリティは女子学生の社交クラブで、各クラブの名前は2〜3文字のギリシャ文字からなり、各クラブがクラブの名を冠した寮を設置して、そこでメンバーは共同生活をしています。

表向きには奉仕活動や、リーダーシップを磨く等の行動規範を身に付けるクラブということのようですが、イメージとしては共同生活しながら派手にパーティーをしている人たちです。

フラタニティ・ソロリティが他のクラブと決定的に異なるのが、だれでも入れるわけではなく、各フラタニティ・ソロリティで入会の為のプロセスがあり、その選考を通った人が晴れて入会する形になります。

選考というと聞こえはいいですが、多くはいわゆる「しごき」で、理不尽な課題が与えられたりします。

各フラタニティ・ソロリティのメンバー内には、アメリカでは珍しくハッキリとした縦社会の関係が存在し、また寝食を共に、非常に強い絆で結ばれ互いに「兄弟(brother)」あるいは「姉妹(sister)」と呼び合います。

この辺りは日本の中高生の部活動、あるいは大学の体育会に似た雰囲気が感じられますが、留学生だった私からすると「自由の国アメリカ」の中では少し謎めいた部分も感じられました。

またこのフラタニティ・ソロリティの絆は卒業後も長く続いたり、就職活動の時にも、同じフラタニティ・ソロリティ出身の人同士では親密に感じられ先輩がサポートしたりすることもあるようで、その辺りは日本のサークルやクラブとも通じるがあります。

私も留学中に現地のフラタニティに入っている友人に誘われ、フラタニティで行われるハウスパーティーに色々と参加しましたが、たいてい大音量で音楽を流し、10リットル近くありそうな巨大なビール缶が置いてあり、ビアポンと呼ばれるピンポン球とグラスに入れたビールを使ったゲームが行われ、所狭しと人が溢れかえるような状態でした。

フラタニティやソロリティはアメリカの大学には深く根付いているため、アメリカの映画やドラマを見ているとしばしば出てきます。

ピクサーのアニメ映画モンスターズ・ユニバーシティやフェイスブックCEOのマーク・ザッカーバーグさんを描いたソーシャルネットワーク等でも見られます。

ソーシャルネットワークの中で、序盤からマーク・ザッカーバーグ役が何度も「ファイナルクラブ」に入りたいと言っているのを覚えている方もいますでしょうか。

「ファイナルクラブ」はフラタニティの一種で、入会するために家柄や成績やなにか優れた特技やスキルがないと入れない、より入会が厳しく排他的なコミュニティです。

学生社交クラブは日本人にとってはあまりなじみが無いものだと思いますが、アメリカの大学生活の映画等も非常に参考になると思います。

参考までにオススメの映画も記載します。

・ モンスターズ・ユニバーシティ
・ ソーシャルネットワーク
・ グッド・シェパード

以上大学生活のサークルやクラブ活動、特に独特な日本人学生会とフラタニティ・ソロリティを取り上げてみましたが如何だったでしょうか。

それではまた次回もぜひお楽しみに!

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