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実はこれらの日本語は海外から由来するものという事をご存知でしたか?

日本には多くの言葉が外国から輸入されており日常的に使われています。

海外から入って来た言葉というと、例えば「シュークリーム」のようにカタカナで表記された言葉を思い浮かべるかと思いますが、海外から言葉が入ってくる時にカタカナではなく漢字を使って新たに言葉が作られたものも実は非常に多くあります。

言葉を新たに作るということは、それまで日本に存在しなかった考え方や概念が日本に持ち込まれた時に必要になります。つまり言葉出来る瞬間は新しい概念が持ち込まれた瞬間でもあります。

今日は日常的に使っている言葉の中から、実は海外に起源をもつ言葉を紹介します。

音楽 music

音楽は多くの民族とともに発展し非常に長い歴史がありますが、音楽という言葉の定義は古くは4世紀古代ローマの哲学者が「音楽とは音を良く整える知である」として音を科学的に捉え始めたところにあるようです。

温泉 spa

多くの日本人の方が大好きで日本に深く根付いている温泉ですが、温泉という言葉は「spa(スパ)」という言葉が入ってきた時に作られたようです。「スパ」は今でもヘッドスパ等カタカナでも使われていますが元々はベルギーの街の名前のようです。

列車 railway train

列車も定時運行の技術も含めて今では日本が世界に誇る高品質製品のひとつですが、元々日本で作られたものではなく海外から列車が輸入された時に「列車」という言葉が作られました。同様に「電車」も海外由来の言葉で、また電気に関連した

言葉「電気」「電圧」「電流」「電力」「電子」「電源」「電球」「電灯」「電池」「電波」「電話」等も全て海外由来です。

科学 science

昨今では多くの日本人もノーベル化学賞やノーベル物理賞を受賞するなどすばらしいですが、そもそも「科学」も西欧で発展してきた歴史があり、日本にあった言葉ではなく海外から入ってきた時に作られた言葉です。そのため理科の教科書にのっている言葉の多くは概念が持ち込まれる時に作られた言葉です。

改善 improvement

改善もimprovementという言葉が入ってくる時に作られました。今では日本を代表する自動車メーカーのトヨタが作り出したムダを省く生産方式の核をなす考え方「カイゼン」が世界で広まりアメリカなど海外でも「KAIZEN」として元々日本になかった言葉が新たな意味となり世界に広がることとなりました。

時間 time

明確な四季がありそれぞれの季節を様々に愛でる日本人ですが、時間は出来事や変化を認識するための基礎的な概念であり、エジプト文明やメソポタミア文明などの古代文明の頃に生まれたと考えられています。人類にとってもともとは太陽や月の動きが時間そのものを表していました。

恋愛 love

恋愛もloveという言葉が入ってくる時に新しく生まれた言葉です。言葉が日本に入ってきた明治初期当時は、「恋愛」の他に「恋慕」や漢字の並びを逆にした「愛恋」という言葉も使われていたようです。ちなみに「恋」は動詞の「恋ふ(こふ・こう)」の名詞形ですが、その元となったのは「乞う(こう)」という人に何かを求めたり欲したり願う意味と同様に使われていましたが、異性に対しての感情を表す時に「恋ふ(こふ・こう)」と使われるようになりました。

以上実は海外に起源をもつ言葉を紹介しました。

日常的に使っている言葉も実は英語や海外の言葉に由来して作られた言葉だと知ると少し驚きじゃないでしょうか。言葉を深掘りしていくと非常に興味深いですね。

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