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英会話の苦手意識がなかなか消えない本当の理由【1】「2つの思い込み」

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英会話の苦手意識がなかなか消えない本当の理由【1】「2つの思い込み」

「英語なんて話せない!」と苦手意識を感じている方。自ら「英語を話せない」とされているのは、英語の勉強が足りないからではないと思います。

イングリッシュブートキャンプという短期集中のプログラムを運営してきたわたしたちは確信しております。多くの方には、今からでも堂々と英会話を行うための基礎英語力は十分備わっています。もう話せるのに、自分で話せないと思い込み英会話を始めるのを躊躇しているのだと思います。それは、あたかも十二分な運動能力があるのに、いつまでも怖がって自転車の補助輪を外すことのできない子供の頃に似ているかもしれません。なかなか一歩を踏み出すきっかけが見つからないでいるのです。

英語の苦手意識を払拭し、一歩を踏み出すために必要なものは、(1)「正しいあるべき姿」のイメージと、(2)コツと、そして(3)若干の勇気です。

この12連載の記事を通して、われわれがイングリッシュブートキャンプを通して学んだ、英語の苦手意識を払しょくし「話せる!」まで到達する実践的な手法を紹介させて頂きたく思います。

2018年の新年の抱負が「今年は英語を堂々と話す」という方は、ぜひ、この12連載を、ぜひロケットスタートに活用ください!

まず、今日は2つの思い込みについてお話させてください。

ひとつ目の「思い込み」は、英会話を始めるのに必要な英語の知識についてです。多くの方が『自分の英語の知識はまだまだだ』と思い込まれています。でも、果たして、本当にそうでしょうか?

New General Service List(NGSL)というものがあります。
これは、明治学院大学のCharles Browne教授が中心となって 英語を第二言語として学ぶ人のためにつくった頻出英単語のリストです。大雑把に言うと、新聞、ウェブサイト、書籍や雑誌、ラジオ、試験問題、学術機関や職場などあらゆるところで使われる膨大な量の英語から、使用頻度により英単語をリスト化したものです。乱暴な言い方をすると「出る単」みたいなものですね。ただし、テストに出る英単語ではなく、実践で使われる英単語のリストです。このNGSLによると、Spoken English (話される英語)の約90%を理解するために必要な単語数は721(2017年10月時点)とのことです。
95%を理解するためには2595語(2016年7月時点)。
これを多いと見るか、少ないと見るかですが、日本の中学 の英語教育で最低限学習する単語数は約1200語、高校では3000~5000語くらいだそうです。そう考えると「英単語、意外に知っているのかも」と思われるかもしれません。 イングリッシュブートキャンプでは受講生のデータを長らく取ってきましたが、この約700語の最低7割程度わかっていればなんとか短期集中のレッスンで英会話が有効に機能するところまで持っていけることが分かっております。

そうです。ひとつめは、殆どの方には英会話を始めることができるだけの十分な英語の知識が備わっているのです。

もう一つの「思い込み」は、ネイティブの英語に対する信奉です。多くの方が、『ネイティブのように英語が喋れている』状態を目指しています。それくらいにならないと海外では通用しない、とも思いこまれていませんでしょうか? 果たして、ネイティブスピーカーのような英語が必要なのでしょうか?

いま世界には、8.5億人の英語スピーカーがいると言われています。
そのうち3.4億人は英語のネイティブスピーカー、つまり母国語を英語とする人たちですが、残りの5.1億人は非ネイティブ、つまり、英語以外を母国語とする人たちです。

実際、海外でビジネスをするとわかりますが、ほとんどの非ネイティブは「ネイティブのような英語」は話しません。語彙が少なかろうが、表現が平易だろうが、文法的に多少間違いがあろうが、自信をもって堂々と英語でやりとりしています。先程の統計でも単純に分かる通り、現代の英語スピーカーのマジョリティーが非ネイティブなわけですから、実際、国際語としての英語は『ネイティブに近い』か、より『意味が通じるか』こそが焦点となっているわけです。極論、なんとか通じればOKです。綺麗なネイティブ英語っぽくなくても全然OKです。海外の誰も、ネイティブだろうが、非ネイティブだろうが、あなたに『ネイティブっぽい綺麗な英語』なんて求めません。因みに、僕の友達の英語のネイティブスピーカーの多くは第二言語(彼らからしたら、例えばフランス語や、ドイツ語、中国語、はたまた日本語等です)を器用に操りません。そんな彼らからしたら、たとえタドタドしくなってしまっていても、英語を第二言語として果敢に話すあなたは、ヒーロー以外の何者でもありません。

国際ビジネスや異文化コミュニケーションで使うために英語を勉強しているのに、ネイティブのような『完璧』な英語を目指すことは、「キャンプ」に行くのにミシュランの3つ星レストラン級の料理を作る腕を目指しているようなものです。オーバースペックにすぎます。実際、キャンプ場の料理だったら、簡易なカレーで十分でしょう。それで十分美味しいわけですし、事足ります。何しろ目的は『キャンプを楽しむこと』なのですから。それを『ああ、まだまだ私はミシュラン3つ星の料理を作る実力がないので、ちょっとキャンプにいくのは遠慮します』となっているのが「ネイティブ信仰」をお持ちの方なのだと思います。『ネイティブのような英語』は目指さなくていのです。その思い込みは、スパッと捨てたいものです。

「ネイティブ」を目指そうとしていると英会話の学習も大変です。
それは、まるで寸分の精度の違いも許されないゲームのようなものです。
例えば、よくスポーツ・エンターテインメントの番組である、格子状に1から9まで番号の書いてある板が張ってあり、ピッチャーが、それに向かって球を投げて、それぞれの板を落としていくゲームがあります。「ネイティブ」を目指す英語学習は、それに似ているかもしれません。どれだけ速くていい球を投げても、3番がどうしても落ちない。若干ずれてしまって2番と3番の間の格子には当たったんだけど3番の板は落ちない。だから、負け。あんなにいい球投げたのに、、、これはとてもキツいゲームですね。3番という小さな的を目指すがゆえにフォームが縮こまってしまったり、度重なる「失敗」から嫌になってモチベーションが下がったり。なかなか大変なゲームです。

一方で、「ネイティブ」を目指さない、「使える英語であればいい」と決めた瞬間に、見える世界は変わってきます。
これは、先ほどの、特定の板を落とす、というゲームから「とりあえず、いい球なげてストライク取ればいい」というゲームに代わるようなものです。
のびのびとしたフォームで思い切って投げて、いい球でストラクト取ろうぜ、というわけですから、これは気持ちも良いですし、成功体験も積みやすい。
「ネイティブ英語」より「使える英語」を目指すことに切り替えることで、見える世界が大分変ってくるのです。

「ネイティブ英語」より「使える英語」を目指すことに切り替えるということは、どういうことか。それは第2話、明日の連載で見ていきたく思います。

では、皆様、今年も宜しくお願い申し上げます。

それでは皆様、また明日!